解体工事に使う道具について

解体工事で使う道具は、工事の規模(家屋解体、内装解体、部分解体など)や対象物(木造、鉄骨、コンクリート)によって変わりますが、代表的なものを整理するとこんな感じです。


手作業で使う道具


  • ハンマー(大ハンマー、金槌)

壁や仕切りを壊す基本工具


  • バール(バール、くさび)

釘を抜いたり、板をこじ開けたりする


  • ノコギリ・レシプロソ-

木材や金属の切断に使用


  • ディスクグラインダー

鉄筋や金属部材の切断


  • ドライバー・インパクトドライバー

ビスやボルトをはずす


  • ジグソー・丸ノコ

床板やドアなどのカット


  • サンダー・ディスクグラインダー

金属部材の切断や表面処理


電動・機械工具


  • 電動ハンマードリル

コンクリートやタイルの斫り(はつり)


  • ブレーカー(電動ピック)

床や基礎コンクリートを割る


  • チェーンソー

木造建築の梁、柱などを切断


  • カッター(電動カッター、サンダー)

鉄骨や配管の切断


重機(規模が大きい工事で使用)


  • バックホウ(ユンボ+アタッチメント)

 *ブレーカー:コンクリート破砕用

 *クラッシャー・カッター:鉄骨やRC造を掴んで切断・粉砕

 *フォークグラッブル:瓦礫のつかみ取り


補助・安全・養生関連


  • ヘルメット・ゴーグル・防塵マスク・手袋・安全靴


  • 養生シート・ブルーシート

粉じんや破片の飛散防止


  • 消火器

火花作業がある場合に必須


  • ごみ袋・小型コンテナ

廃材整理用



☆解体は危険を伴う作業なので、道具選び以上に《防具》《養生》《廃材処理の準備》が大事になります。