慌ただしくも季節はめぐる
あちこちで稲刈りが始まり、早いところではもう新穀が出来上がっています。
今年は実家の父が米作りをやめてしまったのでお仲間さん達が作るお米を譲ってもらおうと思います。
新穀が出来上がる頃に父親が『今年はどれくらい必要だ?』とお米の量の確認をしてくれます。
毎年同じやり取り。
悩んだ挙げ句、毎年同じ量を頼む娘です。
我が家の裏山には栗の木があり、今年もボタボタと栗のイガが落ちる音が聞こえはじめました。
義父や義母と『栗の落ちる音がすごいね!』と、こちらも毎年同じやり取り。
毎年繰り返される同じやり取り。
そうしている間にわたしも父達も確実に年齢を重ねています。
どうしたことか、秋のこのやり取りをすると寂しい思いも込み上げてきます。
この頃の大子町は日中は30度を超えても朝晩はグッと冷え込み、もくもくの毛布が恋しい季節となりました。
秋といえば実りの秋ですが、夜風の冷たさが早くも冬を連れてくる気がして
なんともひんやり感じます。
秋刀魚も不漁で、松茸も国産品はあまり収穫できないそうです。
夏の異常な暑さのせいでしょうか。
今年の夏は夏バテしてしまった人も多いのではないでしょうか。
秋の訪れとともに少しゆっくりと体を休めてあげられるといいですね!